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仕事の意義

2022.08.31

category_[価値について]

昨日逝去された稲盛和夫さんを追悼して、新聞各紙に生前の言葉が紹介されていました。

西日本新聞のコラムからわたしが気になった言葉を紹介いたします。

「働くことを悪とみなす風潮が広がった。拝金主義がはびこり、楽して利益を得ることばかり考えている」「働くことは単に報酬を得る手段ではない。人は働くことを通じて欲望に打ち勝ち、心が高められていく」単に金もうけのノウハウではない。常に道徳や利他の精神を説いた。

この言葉にはわたしも同感です。

労働価値説は働くことについてお金を稼ぐ手段という一面を強調しました。

しかし、仕事を通してわたしたちは、お金以外に問題解決やリーダーシップなど多くのスキルについてノウハウという目に見えない価値を手に入れています。また仕事を通して得た感動や感謝などの情的な思い出はわたしたちの内面を成長させてくれます。そして苦痛を伴う仕事をやり通し、忍耐して乗り越えることで精神の強さを得るわけです。このように仕事は、お金という物質以外に多くのものを得ることのできる行為なのです。

おかげで仕事はわたしが「してあげる」行為ではなくて、「させていただく」行為であることを思い出させていただきました。

ちなみにこのホームページは、稲盛さんのホームページを作成された白波瀬さんの作品です。