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解離性障害

2022.09.02

category_[聖書]

解離性障害というのは精神疾患の病名ですので、なにか特殊な病気で自分とはあまり関係のないことのように感じます。

しかしその症状をよくきいてみると、正常な解離性障害というのもあって、そんな症状とは関係ないと思っている人でもいつのまにか経験したような症状があります。

お酒に酔って意識を失ったまま行動をしたとか、金縛りにあったとか、瞑想をしていて浮遊している感覚を感じたりとか、その程度のことはたいがいの方に経験があるのではないでしょうか?

病気と診断される方の症状はもっと激しくて、日中でも記憶が飛んでしまったり、他の人に見えない人が見えたり、視線を感じたり、声が聞こえたりして、自分で自分がコントロールできなくなってしまう状態になります。専門家の治療を受けないと日常生活も送れなくなってしまいます。

このような病気(認知症もそうですが)の勉強をするといつも以下のくだりを思い出してしまいます。

 

神は言われる。終わりの時に、わたしの霊を注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。

使徒言行録 2章17節

この聖句を思い出すと、いろんな精神症状は本当に病気なんだろうか?不思議な感覚自体すべて異常と考えて否定してしまっていいんだろうか、といつも悩みます。苦しんでいる方々もおられるので気軽には言えませんが、日常生活に支障がないくらい自分で症状をコントロールできれば、問題にならないような気もします。つまり、他人と違う不思議な感覚を感じたからといって、すぐに異常だとすべて否定しなくてもいいように思うのです。ただ、怖い情景ばかりが浮かんできたり、否定的な感覚ばかりが浮かぶようだとそれはハッピーな状態ではありませんので、そういう感覚はなくしてしまったほうがいいと思います。でも幸せを感じるような感覚であれば否定しなくてもいいように思うのです。

精神疾患の勉強をするといつもこんなことを考えてしまいます。