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呼吸

2022.09.28

category_[価値について]

妙に汗が出てきたり、ほてったり、人によっては立ちくらみがしたりという症状があります。

自律神経の乱れが起こす症状の例をあげてみました。

コップをつかもうとか、膝を上げようとか、自分がからだを動かそうと思ってからだをその通りに動かすための神経を「随意神経」といいますが、随意神経で動かしていないからだの部位もあります。

血管を開こうとか閉じようなんて考えたこともありませんよね。

血管を開けば血液が重力の作用で一斉に下に落ちてしまい、血圧が下がってしまいます。その調節をしらないうちにからだが自動的に行っているわけです。同じように汗の量を調節して体温を調節したりもしています。腸の動きもそうです。このように考えていないのに働く運動神経を「自律神経」といいます。

からだの中には唯一動かそうと思って動かせる「自律神経」があります。呼吸の神経です。眠っているときなど、呼吸しようとしなくても勝手に呼吸をしてくれますよね。

でも「深呼吸」をするときは、自分の意思で大きな呼吸を始めることができます。

このように自分の意思で「自律神経」に影響を与えることができるわけです。

古代からこのような仕組みを用いて健康管理をしようとする試みがありました。「呼吸法」と言われるものですが、ヨガなどの呼吸法が自律神経を整えるのに役立つのは、このような仕組みも関係していると思います。

呼吸運動は不思議ですね、ずっと息を吐き続けて行けばこれ以上吐けなくなる限界があります。すると勝手に空気が肺に入ってきて、息を吸ってくれます。このように自動的に行われるのです。

仕事に関しても全力を注ぎ切れば、息を吐き切るのと同じで、その後は勝手に空気が入ってくるように自分の中に運が入ってくるような気がします。「損をする」生き方はそんな心境で生きていくことのように思います。