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股関節

2022.11.03

category_[イメージトレーニング]

運動をしていると、からだの動かし方にくせがあることに気づきます。

おそらくそのくせがあまりなく、左右対称にまっすぐ動かせる人というのは、ボーリングで球をまっすぐ投げられたり、ゴルフのスイングがきれいでゴルフボールの軌道がとてもきれいになるのでしょう。

わたしは長く武道をしていたせいか(空手や剣道では半身といって左右どちらかの足を前に出し、残りの足で地面を蹴るという姿勢を基本的にとります、からだの正面を相手に向けない姿勢です)、逆に左右の足の動きが違います。左右の足の筋力にだいぶ差があるので、両足を同時に動かす運動、スクワットやジャンプなどをしていると、体重が右に偏ってしまい右腰や背中が張ってしまいます。

最初は足首や足先の着地の仕方を変えればくせが治るかと思っていましたが、逆に腰痛が悪化してしまいました。足の向きというのは足先だけでなく、もっと根元の股関節で決まっているのです。仰向けに臥床して足の向きを見てみてください。左右対称になっていない人は、足首ではなく、ずっと根元の方、つまり股関節から傾いていることがわかります。

足を保護しようとして、靴だけで問題を解決しようとしても、股関節がずれて固まっていれば、足先に逃げていた力が膝や腰にかかるようになってしまい、かえって他の場所をいためてしまうのです。

からだの部分部分は独立しているようでいて、すべて連動して動いています。一部だけに注目して鍛えすぎたり、ストレッチするだけでは全体のバランスがくずれてしまいます。股関節だけでなく、背骨や肩甲骨周り、首なども併せて柔軟性を高め、連動して動くようにこころがけるといいです。

逆に言えば、頭の先から足の指にいたるまで、すべてが連動するようにできているので、無駄な部位などないとも言えます。