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運勢

2022.12.14

category_[時間]

年末になり、気がかりなことがありました。

来年から「大殺界」に入るのです。しかも3年間ずっと「大殺界」に入ったままなのです。

昔は「大殺界」というと、不慮の事故にあったり試験や仕事がうまく行かなかったりする不幸な時期だと思っていました。なので、運勢が悪くなる時期というのは避けようのない嫌な時期だというイメージを持ってしまいがちでした。

四柱推命の本を読んでいて気づいたことがあります。人生の運勢は12年周期で回っているというのですが、3年ずつの区切りがあるようでした。よく読んでみると、春夏秋冬の季節に対応する3年間が繰り返すというのです。「大殺界」というのは冬の季節に該当する3年間のことです。ちなみに秋に該当する3年間は秋の刈り入れの時期に相当するので、金運がよくなったりして運勢が良くなるんだそうです。さらによく読んでみると、この四季で象徴される運勢は、気温を表しているのではなくて、一年生の植物の姿の移り変わりを表していました。

春は「発芽」の時期、夏は「葉が繫茂する」時期、秋は「実」がなる時期で、冬は「種子が越冬する」時期を表しています。お金に注目してこの移り変わりをみると秋の季節の運勢がよく見えますが、人生はお金だけで決まるものではありません。注意深く運勢の根本をみてみましょう。この植物に象徴される生命移ろいの姿をみていけば、運勢には良しあしがないことがわかります。どの時期も重要だからです。

冬は土の中で寒さに耐える時期ですが、この時期はその後の成長のためにしっかり力をつける時期です。この時期にどれだけエネルギーをため込んだか、その結果が秋に成る実の姿かたちをつくることになります。冬の過ごし方が悪ければ、時間の経過を頼りに秋を待ったところで大した実がならないのです。たとえ自分の運勢を知らなくても、苦しい時期はこのようなイメージを持つことが重要です。

このように見ていくと、運勢は勝手に与えられるものではなく、自分の毎日の生活を通して作り出していくものだということがよくわかります。

宝くじの当選をあてにするような人生ではなく、自分の役割を見つめながら一歩ずつ進む人生を歩みたいものです。