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細切れの時間

2023.04.26

category_[時間]

時間は流れて行くとわたしたちはどこかで思い込んでいます。水の流れのように、やって来ては流れ去ってしまう。

だから、人生も流れて行ってしまう・・・、こんな風に感じてしまいます。そう考えてしまうので、過ぎてしまった時間は取り返せないし、永遠にどこかへ消えて行ってしまうように感じます。その結果、死んでしまって自分がいなくなった時間に自分の居場所はないので、消え去ってしまう時間と一緒に自分も無になっていなくなってしまう。そう感じるのです。

時間には最小単位があります。

“プランク時間”というこれ以上は細切れにできない時間があり、そのプランク時間の積み重ねが、わたしたちが流れて行くと感じる時間の本来の姿です。

このような見方をすると、水のようにつかみどころのない存在と感じていた時間のイメージが、たくさんのスライドを積み重ねたような存在として認識できます。スライドの一枚一枚の価値に違いはなく、またスライドは消えてしまうこともありません。一枚のスライドに永遠の価値があると考えてみれば、今この一瞬がとても価値のあるものであると考えることができます。