出張で甘木の方面に行きました。初めて乗る電車、初めての土地をものめずらしく眺めて、しばらく歩きまわりました。
この土地には地域では有名な大きなクスノキがあったそうです。
神社の中にその切り株が大事に残されていました。
のどかな田園風景の中で、その大きな木が大きく枝を張り、遠くから見ても目印になっていただろうその姿を想像してみました。
何百年もの間、旅人の道しるべになり、また大きな日陰は休憩場所にもなっていたことでしょう。
いまその場所を歩くわたしのこころは、何百年もタイムスリップして旅人と一つになってしまいました。
時の流れはいつでも飛び越えることができ、過去も未来も同時に重ね合わせて感じられるものなのだと感じる一日でした。