「こころはのっぺりとした一様な存在ではなくて、感情の部分だとか理性の部分だとか、肉体の部分だとかいろんな構成要素が組み合わさってできている、そしてその中心部、“核”のような部分は各個人がそれぞれ持っているのではなくて、人類共通のクラウドシステムになっている」
というのがこころの構造に関するわたしの仮説でした。
こころの奥底が人類共通なら、なぜ同じこころの核を持つ人間の中に、ものすごく非道な行いをする者がいるのか?
わたしたちは、こころの“核”からの情報を受け取る力がとても弱いのです。
こころの表面の部分は肉体の影響を強く受けます。中心部からのメッセージに気づかないくらい、こころの表面部分のノイズに振り回されてしまうのです。
だからこそ、わたしたちの意思で肉体と感情をコントロールする必要があります。
感情や肉体をコントロールできずそれらに振り回されている人は、“ブレーキの壊れた車”のようなものです。
そんな車はきっと写真のように傷だらけになってしまうことでしょう・・・。