筋肉には速筋と遅筋の2種類の筋繊維があり、だいたい同じくらいの量です。
速筋は瞬間的に強い力を出せる筋肉ですが、疲れやすく、逆に遅筋は大きな力は出せませんが、疲れにくく長時間の運動に耐えられます。
運動、つまり筋肉への負荷のかけ方の違いにより、速筋が使われる運動と遅筋が使われる運動が異なり、どちらかを好んで使えば、速筋または遅筋のどちらかが優位に発達してその人の得意な運動とそうでない運動が分かれるようになります。
さて速筋を使うのが得意な人は、瞬発力に優れ大きなパワーを持ちますが、疲れやすいという性質がからだに備わっています。このような人は常に疲れやだるさを感じやすいと考えられます。
常にだるさを感じている人は、、意欲に乏しくすぐに休みたがります。
また遅筋が鍛えられておらず、スタミナのない人は忍耐力が弱い可能性があります。
つまり身体の使い方は筋肉の鍛わり方を通じて精神にも影響を及ぼす可能性があるというわけです。
このようなことを意識してトレーニングを行えば、不得意な運動にも取り組む意欲につながりますし、精神的にもなりたい自分に近づけるかもしれません。