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バザール

2022.05.25

category_[所感]

“ヨラッサイマセェ~エッ”

今朝も朝から元気な掛け声が響いていました。でもこの場所はバザールではありません。

うちのクリニックの一階にコンビニがあり、そこの店員さんがいつも朝から大きな声を出しているのです。なんと言っているかわかりますか?

“いらっしゃいませ”と言っているのですが、ネパールからの留学生だと思われる彼の言葉には日本語のエッセンスがほとんどないので、わたしにはこのように聞こえます。でもこれはこれでそれこそバザールにいるような雰囲気を感じられるので、わたしは好きです。

それにしても最近はいろんな場所でインド系の風貌の方をみかけるようになりました。コンビニはもちろん、朝の牛丼屋さんでも、はてはたこ焼き屋さんでもみかけます。さすがにたこ焼き屋さんは視覚的に違和感がすごかったのですが、味はまったく変わりませんでした。当たり前ですね・・・。

わたしは歴史の交差点になってきた中央アジアがとても好きです。東洋と西洋をつなぐ交通の要衝だったために、騎馬民族を中心にたくさんの国や民族が覇権を競ったり、交易をおこなったりしてきました。特にわたしはインドの北方の食べ物が好きなので、ネパールに行ったらとても肌に合うかもしれません。一度は訪ねてみたいです。

コンビニに話を戻すと、すごく陽気な店員さんもいれば、無口で表情を変えずじっとどこかを見つめているような店員さんもいます。日本にあまりなじめていないようなそういう悲しげな店員さんがいつも気になっていました。そんな人に限って、横柄なお客さんにきつく当たられています。わたしはそのようなシーンを見るのがとてもつらいのです。

わたしはその店員さんにあたった時には、できるだけ感謝の思いを込めて商品を受け取るようにしていました。遠い異国の地でわたしなどのために商品を準備してくれて本当にありがとうという思いを込めていたのですが、そのうち彼が笑顔を見せてくれるようになったのです。人間はどこの人だろうが一緒だな~と心底思います。

人に貴賤がないように仕事にも貴賤はありません。どれくらいたくさんの仕事がこの世にあるでしょうか?どんな仕事を通して働いていても、必ず誰か他人のための助けになるものです。逆に言えば本当にたくさんの方々の毎日の仕事のおかげでわたしは生活できているわけです。

すべての人がお金をもらうためと考えず、まごころを込めて他人のために働くような社会になればどれほどよいかと思います。お金はあくまでも潤滑油です。それが生きる目的になってはいけないのです。