大きな宇宙の気持ちを知るために
いちど大きな宇宙になってみよう
半径137億光年の大きな宇宙
その中にある地球はどれくらいの存在だろう
わたしのからだに例えれば、細胞一つにもならない
そこで何がおこっても気づくことはないのだろうか
きっと気持ちのやりとりに大きさは関係ない
だからこの小さな星の上にいるちいさなわたしたちのことが気になってしょうがない
いちど波になってさわってみた
波打ち際を歩くヨチヨチ歩きにさわってみた
波のひんやりや力強さを感じてそのちいさな魂が喜びになみうった
わたしはそれがうれしくて、その余韻をいつまでも感じた
鳥になってさえずってみた
思いもしない音におどろき、鳥の気持ちに耳をそばだてる娘がいた
わたしはわたしの想いにきづいてもらえたのが本当にうれしかった
わたしがもし大宇宙に対して小宇宙であるのなら
大宇宙と同じような感性をもっているはず
こんなふうに感じるのだろうか
その気持ちに一度触れてみたい