わたしたちはネガティブな感情について、無意識のうちになかったことにしようとします。
小さな時からの教育の影響もあるのでしょう。
そんなことを考えてはいけない、考えるべきではない、そんなことを自分が感じていることを他人に知らると恥ずかしい・・・。
こうしてそういう感情にフタをする癖がついています。
感じないようにしようと、ものすごく強く決心しても、そんな思いをしてしまうこともあるでしょう。
すると、そんな感情を感じている自分に気づかないふりをしたり、気づいてしまってものすごく落ち込んだりするんだと思います。
でもそんな方法を繰り返していても、わたしたちはネガティブな感情を振り切ることはできません。
まずは“そんな感情を自分が持ったという事実を認めること”です。
自分の弱さを認め、なぜそのように感じたのか、自分の内部をしっかり見つめ直すことができなければ、その先には進めません。
キリスト教には“告白”というシステムがあります。告白し、話しながら自分の弱さに気づき“悔い改め”につなげていくのでしょう。
きっとシステムを利用して、自分の中の感情と向き合うチャンスを与えてもらうのだと思います。