ブログ

Blog

損をする得をする

2023.06.28

category_[価値について]

「損をする」「得をする」という言い回しを単純に使いますが、今回はこれらのことについてもう少し深く考えてみたいと思います。

損をしたという状態は、具体的にどういう状態でしょうか?例えば1000円で上着を買ったとしましょう。これはとても安い買い物ですね。しかし買って帰った上着を家に持って帰って試着してみたら、気づかなかった場所に大きな虫食いの穴が開いていました。この時点でこの上着は人前で着ることができませんし、修繕に新たな費用が発生します。とすると、この状態は損をした状態です。

損をするというのは、自分が支払った価値に対して、期待した価値を得られなかったということです。損をするという行為は、「支払う」という行為と「期待への見返り」からできているということになります。得をするというのは、これとは逆に見返りが大きいということなのでこれもやはり、同じ「支払う」という行為と「期待への見返り」から構成されています。

ということは「支払う」という行為についてまた「見返り」について深く考えなければなりません。

「支払う」ということは、私自身が支払うべきものを持っているということです。私は何を持っているでしょうか?つまり私とは何かという問題と私が何を支払うかという問題は同じだということになります。

この問題は奥が深いので、この続きは次回に持ち越します。