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水平線

2024.03.04

category_[イメージトレーニング]

水平線は空と海の間にあるまっすぐな線のことです。

地球が球体でなく平面であれば、どこまでも先が見えるはずですが、地球の表面は球面なので身長が1.5メートルの人で計算すると、4.4キロ先までしか海面は見えません。

古代ギリシャの人は港を出発した船が、水平線の先で見えなくなるので、地球の表面が球面であることに気づいていました。

さて、同じ青色なのに、空は空気(気体)でできていて、海は水(液体)でできています。その間にまっすぐな直線が引かれている・・・。とても幻想的ですし、示唆的です。

触れてはいても、決して混じり合うことのない二つの世界、空の世界と海の世界が一つになって存在している・・・この風景はとても美しく神秘的です。

わたしという存在はもしかしたら、水平線を介して一つになっている空と海、このような存在なのかもしれない、そんなことを思いました。

まず、物質でできているわたしのからだを液体でできた海に見立てます。

それがわたしのすべてだと思って今まで生きてきましたが、それは本来のわたしの半分に過ぎなかった。そのように思えたのです。