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「不安」を「感謝」が補える理由

2023.02.01

category_[価値について]

前回の投稿で深層意識についてのことを書きました。

「不安」な深層意識を変えていくために「感謝」の思いを持つようにしたいと書きましたが、その後、もう少し深く、そのことについて考えてみました。

「感謝」の思いを使用しようと思ったのは、単なる思いつきでしかなかったのですが、よくよく考えてみるととてもよい組み合わせであることがわかってきました。

「不安」というのは、自分の期待通りにいかないのではないかという疑念だったり、具体的なイメージを伴わない不幸な結末の予感だったりするわけですが、不幸な結末というのは自分の希望がかなえられない未来のことであり、とどのつまり求めていることが得られないことを心配する想いです。

このように考えてくると、「不安」というのは「期待」の裏返しの想いだということがわかります。常に「期待」している状態というのはどういう状態でしょうか?

いつも「何かがほしい」「何かしてほしい」と思っているということになります。

つまり「現状に不満」なのです。いつも「足りない」ので、他人や環境に「足して」ほしいと期待しながら生きている。だから、それがかなえられないのではないかと「不安」なのだという結論に達しました。

そうすると「感謝」するというのは「足り」ているからこそ持てる想いですから、「不安」を補うのにこれ以上はない想いであることがわかります。

あって当たり前だと思っているものが、本当に当たり前なのか考えることから始めなければならないということになります。今着ている洋服も誰かが一生懸命デザインし、誰かが頑張って布の材料を作り、誰かが寝ないで運搬してくれたからこそ着ることができるのだと思えば、感謝せざるを得ないのだと思えます。

風呂に浸かっている時、自分の足の指を見ながら考えました。今までなんとなく足の指は「変な形だな~」と思っていました。しかし、よく見てみると長すぎず、しっかり地面をとらえて歩けるようにできている、いろんな動作ができるようにとてもよくできていると感じました。間違って深爪しただけでも、痛みで歩きにくく、力が入りにくくなるわけですから、この指一本でも欠ければ、自由に歩くことも、跳ぶことも、走ることも、踊ることもできないことに気づきました。

一度この足の指にも、深く感謝しなければと思いなおすことができました。