スズメは私達がよく目にする鳥の一つです。鳩やカラスに比べて見た目がかわいらしく、親近感を持ちやすい鳥です。

このスズメは意外に大食漢で、フンの量も多いためなかなか家庭内での飼育には向かないと言われていますが、そもそも日本では法律で捕獲や飼育が禁止されていることはあまり知られていません。

いずれにしても野生動物を目にする機会が少ない私たちにとってはとても貴重な存在です。

このスズメの先祖は６６００万年ほど前の恐竜絶滅の時期に、恐竜から分かれて進化した鳥の中で最も種類の増えたものと言われています。最初はまだ大陸が一続きであった時期に南アメリカ大陸の付近にいた鳥の先祖が、温暖だった南極大陸を移動してオーストラリア大陸に渡り、そこで繫栄した後、アジアやヨーロッパに少しずつ分かれて移動していったんだそうです。

たった一羽のスズメを通して、６６００万年の歴史を感じることができるのです。